松本市博物館では、2025年10月2日から11月16日まで、「日本刀は美しい」というシンプルなタイトルのもと、特別展を開催しています。学芸員は2年かけてこの展覧会を企画し、当初はより学術的なテーマを検討していましたが、最終的には余分な言葉を必要としない表現に落ち着きました。静かで明るい空間には、国宝「明石国之」と「太閤左文字」の2点に加え、主に上杉家ゆかりの刀剣が展示されています。

展示内容
ギャラリーには白い展示ケースが並び、それぞれに1~2点の刀剣が目の高さに収蔵されています、照明は、白鋼と黒鋼が交わる刃先の模様を際立たせています。「刃紋」と呼ばれるこれらの模様は、鍛造の工程を象徴すると同時に、鍛造の証として不可欠なものです。

すべての作品には、刃の長さ、反り、年代、そして判明している場合は製作者が記された日英併記のラベルが貼られています。作品によっては1600年代の江戸時代のものもあれば、それ以前のものもあります。入場者の撮影ルールについてはわかりやすく掲示されていますが、撮影が許可されているものとそうでないものがあります。展示ケースにはそれがわかるように世界共通のピクトグラムで表示されています。

刀だけじゃない
展示されているのは刀剣だけではありません。装飾が施された刀の台、鞘、柄、脇差と呼ばれる短い刀、ナイフのような短刀などが展示されています。壁面パネルでは刃紋のバリエーションなどの技術的な詳細を解説し、並べて比較することで違いを分かりやすく示しています。また、剣術に由来する用語や、日本刀の製造工程を詳しく説明した部屋もあります。

展示では、これらの作品における機能と美しさのバランスが明確に見えます。それぞれの作品は実用的な用途を持ちながら、実用性を超えたこだわりをもって仕上げられています。この展示は、これらの傑作を鍛え上げた刀匠の技を鑑賞するのに最適な空間です。

サムライ文化を体験
松本では、サムライの生活と文化を体験できるツアーを多数ご用意しています、サムライツアーに参加して、松本の歴史に触れながら、その魅力を堪能してください。松本城に隣接した当館では、夜間のサムライ教室も開催しております。また、半弓など他の体験もお楽しみいただけます。

長野市にお越しの際は、善光寺参拝とサムライ体験、そして夜間のサムライ修行イベントなど、聖地への旅をさらに充実させましょう。

展覧会の詳細
展覧会は松本市博物館2階ギャラリーで開催されます。入場料は大人1,100円、大学生700円、高校生以下は無料です(常設展との共通券は1,300円)。閉室日は毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)です。開館時間は午前9時から午後5時までで、最終入場は午後4時30分です。

当館は松本城にほど近いため、松本城と街の歴史を巡る一日の締めくくりに最適です。当館はかつて藩主の城跡の三の丸であった場所に建っており、松本城からも徒歩圏内です。

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