松本の市街地でそば打ち体験

食文化 / そば

山に囲まれ、標高の高い長野県は、気温や水温が低い、斜面が多く田んぼが作れないなど、お米の生産にはあまり向いていませんでした。しかしおそばは寒さに強く、土壌が悪くても育ってくれるため、山の中や荒れた土地でも栽培することができ、長野県の大切な食べ物になっていきました。最初はソバの実をそのまま茹でてお粥のように食べたり、粉にしてお湯で練り、そばがきという団子にしたり、こねて焼き、おやきにして食べたりしていたそうです。いつからか麵として食べるのが普通になり、全国に有名なそば処がありますが、そのうちのいくつかは松本城のお殿様が移動する際に伝わったと言われており、塩尻市の本山宿という古い宿場町がそばを麺にして食べる文化の発祥の地ではないか、とも言われています。

 

国宝松本城

松本城は1594年頃に石川数正によって建てられたお城で、大きな修理を経ながらも作られた当時の材料と姿を保っており、国宝に指定されています。松本の藩主は6家23代と言われて、石川家、戸田家、小笠原家、松平家、堀田家、水野家、そして戸田家がもう一度松本に来て、明治を迎えました。たくさんの大名が、移封の際に他の藩の文化を持ち込み、また松本の文化を持ち出していきました。例えば島根県の出雲そばは、徳川家光の従兄弟であった松平直政が松本から島根に移封した時に伝わったそばが原型だと言われています。

現在松本城の二の丸は公園となっており、そこでは毎年そば祭りが開かれています。長野県内はもちろん、他の県から出店する方や、おそば以外の美味しいものが並び、松本の大きなイベントのひとつとして欠かせないものになっています。

そば打ち体験

そば打ちはシンプルな作業ですが、独特の工程もあり、すぐに取り組むのは見た目以上に大変です。そこで実際に始める前に、短い解説のビデオを見ておきます。一連の流れを見ておけば、講師の説明もより分かりやすく、そば打ちそのものに集中して楽しむことができます。そば打ちのハイライトはやはりおそばを切るところです。一定の細さで正確に切り続けるのは難しいですが、一番楽しいところでもありますので、ぜひじっくり味わって楽しんで頂きたいところです。

体験中は常に講師がサポートをしてくれます。そば打ちのベテラン講師の技術や道具の扱い方などを間近で見る機会はなかなかありません。また、もしミスをしてしまったり難しいところがあっても、すぐにフォローに入りますので安心して体験を楽しむことが出来ます。

 

自分で打ったおそばの実食

そば打ちが終わったら、レストランに移動して茹であがりを待ちましょう。うまく切れた部分、太くなってしまった部分、実はそれぞれに味わいの違いがあり、どちらも美味しく食べることが出来ます。自分で打ったおそばほど美味しいものはない、というのが講師の口癖です。

サイドメニューとして、天ぷら、松本伝統の山賊焼きなどもご注文頂けます(当日、ガイドにお伝えください)。また、この地方独特の「とうじそば」という温かいそばに変更することも出来ます。寒い時期に温かい汁にそばを「投じて」食べたところからこの名がついたと言われています。

写真はイメージです

 

プラン詳細

 

集合場所: 松本駅に午前9時にご集合ください。

ツアータイプ: グループツアー

アレルギー等: 食事制限やアレルギーなどはご予約時にお知らせください。

ご注意ください:

  • 松本城内は急で狭い階段がございます。十分お気をつけ下さい。
  • ベジタリアンまたはヴィーガンメニューに関しては、ご予約時にお問い合わせください。
  • そば打ちは少量で行うことが難しいため、1回の体験で2~3人前のおそば(500g程度)が出来上がります。ご了承をお願い致します。
  • このツアーに含まれるそば打ちは一番シンプルなものになります。もしより深く体験されることをご希望の場合はそばの達人と楽しむ!そば打ち+わさび体験のページもご覧ください。

ツアー行程について:

  • 松本城見学 (90分程度)
  • そば打ち体験 (60分程度)
  • 実食 (30分程度)

上記は目安の時間です。状況により終了時間が前後する可能性があります。

キャンセルポリシー: 実施日前日のキャンセルの場合、金額の100%を申し受けます。日程の変更やキャンセルはお早めにご連絡ください。

その他詳細: こちらをご覧ください(英語版)

予約

予約期限: 2日前まで

※フォームの送信時点では予約は完了していません。 予約が確定し、完了次第、メールでご連絡いたします。

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